維仁茶坊的 旗魚湯(カジキスープ)の作り方

台湾で食事をすると、

メニューには「湯」とついたものが多い事に気が付くのではないでしょうか?


湯=スープ

なのですが、台湾の方々は、ご飯と一緒に良く「湯(タン)」を飲みます。

魯肉飯などの味の濃いメニューと一緒に、淡い味の「湯」が良く会いますね。。。


今回は、カジキ(旗魚)のスープを紹介します。

カジキというと、パッサパサの魚の代表のようなイメージで

正直あまり好きな魚ではなかったのですが・・・

幼い頃、時々、カジキの照り焼きが出てきましたが

メカジキの照り焼きは・・・なんかパサパサで美味しくないなぁ(母さんすみません)と。


でも、台湾で食べたカジキのスープ&ビーフンは、あまりの美味しさに

「カジキよ、いままでごめん」

という感じです。


冷凍のメカジキは安いですし、懐にも優しい味です。


下処理だけしっかりやれば、優しい味のスープが出来上がりますよ。


材料(4〜5人前)

メカジキ   250~300g

シメジ(お好みのキノコ) 60g(1/2株程度)

ショウガ   20g(千切り)

長ネギ    1/2本(細切り)


水      900ml

酒      大さじ3

塩      小さじ1/2

五香粉    小さじ1

コショウ   適宜

片栗粉    小さじ1~2


カジキは水っぽく、臭みも多いので切り身をそのまま使わない方が良いでしょう。

臭みと水を抜くために

一口大に切った身をトレーに並べて薄塩(分量外)を振り、トレーを斜めに傾けておきます。


15分ほどすると

身から水分が出てきます。

これが、水っぽさと臭みの原因ですので

しっかり取り除きましょう(キッチンペーパーで拭き取ります)


しっかり水分を拭き取ることで

カジキの身はモッチリとした弾力を持つようになります。


水分をとった身をボウルにいれ

五香粉、コショウ、片栗粉を全体にまぶします。


鍋に水、ショウガ、シメジをいれ煮立たせます。

煮立ったら、カジキと酒を入れ

静かに沸騰する程度に加熱します。

・・・強く沸かしてしまうと身が固くなりますのでご注意を。

カジキに火が通るにつれてアクが浮きますので丁寧にアクを引き

ネギを入れて

塩で味を調えて完成です。

ショウガの効いた優しい味のスープです。

下処理をしっかりすることで上品なカジキの出し汁が際立ち

塩だけで充分美味しく仕上がりますよ。

是非お試しを。

・・・

湯通ししたビーフンと合わせても美味しいですよ。


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                                    店主敬白

weiren tea 維仁茶坊(ゆいじんちゃぼう)

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