茶葉の量と抽出時間
蓋椀や急須(茶壺)でお茶を煎れる際のコツと注意点をいくつか。。。
まず、必ず茶器を温めておいて下さい。
いくら熱湯を注いでも
茶器が冷えていると一気に80℃程度まで湯温が下がってしまします。
ですので、必ず茶器を温めておいて下さい。
・・・美味しいお茶のポイントは、抽出時間中の温度低下を防ぐことです。
次に、茶器の容積に見合った茶葉の量です。
茶葉が開くにつれて徐々に大きくなっていきますが
開ききったときに茶器の中いっぱいに拡がっているというのが理想です。
窮屈そうではなく・・・かといってスカスカな感じではなく
茶葉の隙間を湯がまとわりながら循環するイメージです。
茶葉の種類にもよりますが
烏龍茶の場合は、茶器の容量によって
100mlなら4~5g
150mlなら5~6g
200mlなら6~8g
といったところだと思います。
そして抽出時間
これは、茶葉の揉捻の硬さや水分量、焙煎の程度にもよりますが
いずれにしろ、味わいと香りを比べると、香りの方が先に抽出されてきます。
最初の1煎目は香りを中心に楽しんでいただき、
徐々に香りと味わいのバランスがとれていく変化を楽しんでいただくには
およそ 1分10秒〜1分20秒 ほどだと思います。
最初の1煎目は
白湯が茶葉に触れ、徐々に茶湯に変わっていく段階で
水色と香りが「出始めた」状態です。
今から始まっていくお茶の変化の序章として
茶葉の持つ香りのポテンシャルをお楽しみ下さい。
・・・普段、渋い日本茶を飲み慣れている方には、ココが伝わりにくいのですが・・・
湯と茶の境界線を楽しんでいただく というイメージでしょうか。
煎が進むにつれて味が薄くなってきたと感じたら少しずつ抽出時間を延ばして下さい。
渋みや雑味を出さないために
毎回、注いだお湯は抽出後に必ず出し切って下さい。
濃さを均一にするため、湯飲みに直につぎ分けるのではなく、
茶海(サーバー)に注ぎきってから湯飲みに注ぎ分けることをオススメします。
これが渋みや雑味を出さないことに繋がります。
茶海が無い場合も、別の急須などで代用してください。
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0を1にすることを目指すお茶屋が、皆さんにとっての台湾経験を0から1に変えることができるきっかけになれば幸いです。
店主敬白
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